コードをジャーンと弾くところから、1本ずつ弦を鳴らす伴奏へ
アルペジオを覚えると、同じコードでも違った表情を楽しめます
最初はAmひとつで、5弦 → 3弦 → 2弦 → 1弦の順に弾いてみましょう
左手を動かさず、弦を弾く手の役割に集中するのが今回の練習です
アルペジオとは、コードの音を分けて鳴らすこと
アルペジオは、和音を一音ずつ順に鳴らす奏法です
指でもピックでも弾けますが、この記事では親指・人差し指・中指・薬指を使う指弾きを扱います
弾く順番はひとつに決まっているわけではありません
まずは動きを覚えやすい1パターンで、音の間隔と響きをそろえていきましょう
右利き用ギターでは右手、左利き用では弦を弾く側の手に置き換えて読んでください
準備|Amの音を1本ずつ確認する
標準チューニングのAmを、次のように押さえます
弦番号は、一番細い弦が1弦、一番太い弦が6弦です
- 5弦:開放弦
- 4弦2フレット:中指
- 3弦2フレット:薬指
- 2弦1フレット:人差し指
- 1弦:開放弦
- 6弦:今回のパターンでは弾かない
押さえたら、5弦から1弦までゆっくり鳴らしてみましょう
音が詰まる弦があれば、押さえる指が隣の弦に触れていないか確かめます
強く握り込む前に、指先の位置を少し調整してみてください
弦を弾く指の役割を決める
| 指 | 今回弾く弦 | 譜面で見かける記号 |
|---|---|---|
| 親指 | 5弦 | p |
| 人差し指 | 3弦 | i |
| 中指 | 2弦 | m |
| 薬指 | 1弦 | a |
これは今回の練習で使う分担です
曲やパターンによって、担当する弦は変わります
手首を無理に曲げず、指を軽く丸めて弦の近くに置きます
弦を外へ強く引っ張るより、小さな動きで鳴らすつもりで始めましょう
弾いた指をすぐ同じ弦へ戻すと音が切れるので、今回は次の音を弾いても前の響きが残るようにします
練習①|1拍に1音、4つの音を繰り返す
メトロノームは4分音符で60 BPMを目安にします
クリックに合わせて「1、2、3、4」と数え、各拍で1音ずつ弾きます
| 拍 | 弦 | 弾く指 |
|---|---|---|
| 1 | 5弦 | 親指 |
| 2 | 3弦 | 人差し指 |
| 3 | 2弦 | 中指 |
| 4 | 1弦 | 薬指 |
最初は、弦を間違えず4小節続けられるかを確かめます
できたら「親指だけ大きく鳴っていないか」「薬指の前で間が空いていないか」を聴いてみましょう
音量をそろえるときは、小さな音を無理に大きくするより、大きすぎる音を控えると調整しやすくなります
練習②|1小節を8音に広げる
①に慣れたら、クリックの間にもう1音を入れます
「1と2と3と4と」と数え、各音を同じ長さの間隔で弾きましょう
| 数える声 | 数字で弾く弦 | 「と」で弾く弦 |
|---|---|---|
| 1 と | 5弦・親指 | 3弦・人差し指 |
| 2 と | 2弦・中指 | 3弦・人差し指 |
| 3 と | 1弦・薬指 | 3弦・人差し指 |
| 4 と | 2弦・中指 | 3弦・人差し指 |
弦の順番は5 → 3 → 2 → 3 → 1 → 3 → 2 → 3です
①の倍の数を弾くので、必要ならテンポを下げてください
同じ速さを保つことを優先し、途中で分からなくなったら①へ戻りましょう
よくあるつまずきと直し方
- 違う弦を弾いてしまう
まず親指と人差し指だけで、5弦と3弦を交互に弾きます
位置が分かってきたら、中指、薬指をひとつずつ加えます - 薬指だけ音が小さい
1弦に触れる位置を確かめ、軽く1音ずつ鳴らします
手全体を持ち上げて勢いをつける必要はありません - 音が途中で切れる
左手が隣の弦に触れる場合と、弾いた指を早く戻して止めている場合を分けて確認します
爪を伸ばしていなくても、指の腹で始められます
まずは弾きやすい音量で、各指が狙った弦へ動くことを目標にしましょう
AmからCへつなげて伴奏にする
次はAmを1小節、Cを1小節で交互に弾きます
どちらも今回の低音は5弦なので、弦を弾く側の順番はそのまま使えます
コードが変わる瞬間に両手が止まるなら、まず練習①の4音パターンで試してください
押さえる側の指の動きはAmとCで覚えるコードチェンジの3つのコツで確認できます
コードを変えるとき、前のコードの低音が残りすぎる場合は、不要な響きを止めることも必要になります
音を伸ばす練習と合わせて、両手で覚えるミュートの基本も試してみてください
今日の練習は「Amで4音を4小節」から
音をひとつずつ並べながら、コードの響きがゆっくり広がる感覚を楽しんでみましょう



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